シンガポールでは、日本で取得した国際免許で車を運転できます。
しかしその期間は、入国後1年間か、国際免許の有効期限である発行後1年間か、どちらか先に来る時までなので、実質1年間もありません。それまでにシンガポールの国内運転免許を取得する必要があります。
ただ、そんなに長い期間、準備が必要な試験でもないため、私は3か月後の取得を目標に取り組むことにしました。
シンガポールの運転免許の流れ
免許取得までの主な流れは次のとおりです。
- 試験勉強
- 試験申し込み
- 試験
- 免許交付申請
試験勉強
出題内容
BTT(Basic Theory Test)という試験に合格する必要があります。出題形式は選択式で、日本の運転免許の学科試験と同じようなもので、内容自体難しいわけではありません。
教材
私は、テキストと問題集を使いました。どちらもシンガポールの紀伊國屋で購入できます。インターネットやアプリでも無料のものがいくつかあります。私の場合、英語が得意でないので、勉強してもなかなかすんなり頭に入ってきてくれませんでした。
試験申込
試験会場はいくつかあるのですが、日本人が向けの表記があるなどの口コミを頼りに、ウッドランズで予約することにしました。しかし、実際行ってみると、特に日本語の表記が多いわけでもなく、これならもっと近いところでもよかったと少し後悔しました。
ウッドランズまでは車で30分。駐車場もあります。教習所のようなところで、試験予約は4階でした。ここでは結構待たされました。
受付ではいくつかの候補日をあげてくれます。私は、午前の試験時間を予約しました。
後で知ったのですが、有料ですがテストのシュミレーターを受けられます。試験問題と同じ形式を体験できるため、英語力に自信のない方や、確実に合格したい方にはいいかもしれません。私も午前にシミュレーターをして、試験本番を午後にすればよかったと思いました。
試験
ウッドランズでのテスト会場は1階でした。私の周りでは、不合格だった人がいなかったので、少々プレッシャーです。そして場所も家から遠いし、手続きも面倒なので、できれば1回で合格したいと思って臨みました。
開始の時間は一緒ですが、各自でモニターに向かって解き進め、終わった人から退出できます。試験を終了すると結果はすぐにモニターに表示されます。結果は46点。合格ラインは45点なのでぎりぎりでしたね。英語のテストを受けている感覚でした。
何はともあれ、晴れて1発合格。シュミレーターも使わなかったので、効率よく合格できました。
発行手続き
免許の発行手続きは試験会場のウッドランズとは別の場所で行います。私はてっきり試験終了後そのまま同じ場所で手続きができると思っていました。
日本の免許センターもしくは警察署のようなところで、申請書の記入、写真撮影、手数料の支払いなどを行います。免許証は当日発行されず、後日自宅に郵送されてきます。
特別な資格でもなんでもありませんが、海外旅行では味わえない貴重な経験になりました。